病歴と身体所見の診断学: 検査なしでここまでわかる (ジェネラリストBOOKS)

病歴と身体所見の診断学: 検査なしでここまでわかる (ジェネラリストBOOKS)の詳細

以下、この本を読んで思った事。良い点この先生の本は読みやすく出来ており、頭に入りやすく出来ている。問診は病気の診断を高める事はこの先生に限らず、総合内科の先生は強調しており、重要である事は多いに認識できた。病気の可能性を感度、特異度、尤度比など示して数値化した点。悪い点病気の診断の可能性を％で表現しようとしている点は素晴らしいが、元の％があまり根拠が薄い。検査前確立が、0.1、1、10％と分けるのに無理があるかと思います。思い出したのは銀行に定期でお金預けて、あるプロ野球チームが優勝したら、何％上乗せと宣伝して、それを購入したら、優勝したので、利子が増えたと喜んでいたら、かってに元の％を減らされており、大した利子が付かなかった。多分、説明の時に小さな字で書かれていたとは思うが。画像、採血などのそれこそ、具体的に数値化できるものを軽視している点。（自分は勤務医でクリニックと違い、すぐ画像撮ったり、採血結果もすぐ出る点はありますが。）エコーなどは第２の聴診器と言われ、使いこなせるようになったら、随分違うと思う。