歴史と人間 (放送大学教材)

歴史と人間 (放送大学教材)の詳細

天武天皇と持統天皇、西行と定家、北条泰時、李退渓、ルイス・フロイス、豊臣秀吉、モンテーニュとマリー・ド・グルネー、マルタン・ゲール、メノッキオ、ピナゴ、メアリ・ウルストンクラフト、ラスキンとモリス、津田梅子、孫文、と様々な人物についての講義が展開する。中でも、津田梅子とその他２名の女子留学生の生涯がとても印象深かった。当初、留学した女子学生は5人だったが、最後まで留学を継続したのは、梅子を含め、捨松、繁子の3名だったという。テキストで梅子の写真を見て、放送授業で英語でスピーチした実際の肉声を聞くことで、梅子がどのような人物であったのか想像し、これまで知ることのなかった捨松と繁子の帰国後の生活に思いを馳せた。梅子が、父親の意向で満6歳で留学し、その後帰国してから今度は自らの意思で2度目の留学を果たしたことに感銘を受けた。