獣人貴族の不器用な求愛ドＳな鷲獣人に婚約を迫られました (一迅社文庫アイリス)

獣人貴族の不器用な求愛ドＳな鷲獣人に婚約を迫られました (一迅社文庫アイリス)の詳細

面白かったです！作者買いでした。獣人シリーズは結構好きでした。作者の書かれる人物たちのノリみたいなのも好きです。以下内容含めての感想です。小さい頃よりの予定婚約者であるヒロインとヒーロー。でもおとなしく人見知りなヒロインはカッコよく7歳も年上で腹黒で意地悪な鷲の獣人であるヒーローに苦手意識があります。 また、ヒロインは予知というのができるため、大人になったヒーローが別の人と結婚する事を視て知っていたため、早く予定婚約者を解消したいと思っていましたが、ずるずると16歳までそのままになっていました。 16歳となったヒロインはそろそろ予定婚約者を解消すると思い(16歳までに決めると双方の家で決めていたため)、結婚相手を探すためお見合いを始めます。 その頃、ヒーローは自分で立ち上げた会社を盛り立てるためしっかりと働いており、ヒロインが自分のことを苦手だと知っていたので「自分が身を引いた方が彼女が幸せになるのではないか」と悩んでいました。そこへ、ヒロインがお見合いをしているとの情報が。とっさに思ったのは鷲らしいプライドの高さと自信そして「自分以外に触らせたくない」という独占欲。そっから怒涛の求愛攻撃が始まりました。。。という感じです。途中ヒロインの予知に関することで事件に巻き込まれたり、なぜか友達と仮婚約者になりたい相手との事に巻き込まれたりしますが、大しておおごとにならずにサラッと流されます。そういう伏線なんかも含めて面白く「えー？そのカップルかー」とつっこんだりしました。また前作以前の人たちが文章だけで出てきたりちょっとだけ出てきたり重要な役だったりしますので、「ああこんな人たちだったな。」とか「あー！結婚したんだー」とほっこりしたりします。ヒーローに関していうならば、不器用で俺様でsなのですが、頑張ってヒロインに振り向いてもらおうとしている姿には共感が持てますし、どのシリーズ通しても獣人がコレ！と思った人に突進していく求愛の仕方はすごく好きです。星を減らしましたが、星5でも全然いいと思います。ただ、前作、前々作のような、なんとなく引き込まれる感、ヒーローへの愛着がなかったため、今回は星を１つ減らしました。ユニコーンとか黒うさぎの印象が強すぎたためなのか？期待しすぎたのか？わかりませんが、面白かったですが一応私は星4で。