一瞬で人生を変えるお金の秘密happy money

一瞬で人生を変えるお金の秘密happy moneyの詳細

本田健さんの本は「ユダヤ人大富豪の教え」、「大富豪からの手紙」等など、深い内容も多く、何冊も読んでいる。今回のhappy moneyが事前広告の規模が大きく、内容への期待が非常に大きかった。いざ、購入し読んで見ると、著者の個人的な体験談を除き、世の中で既に大切な教えとして教えられていることと同じ抽象レベルで書かれている部分が多いように感じた。またそれらの教えが、有機的につながらず、読みにくい内容であった。例えば、小見出しの「幸せな人生に必要なたった一つのこと」では、感謝するということが書かれているが、お金との関係が上手く理解できず、唐突な感じがした。世の中にありふれた教えがそのまま一つの小見出しになっている印象。また、「日本版に寄せて」を読むと、著者は、世界でウケる内容を考えたとき、happy moneyというコンセプトを思いついたとの印象を受けた。「日本版に寄せて」は著者の心理状態をよく現している文章ではないだろうか。最後の方では、経済的自由を手に入れることは誰でもできる、という主張の直後に、ミリオニアにはなれなくても・・・という話が来るので、とにかく読んでいて違和感が多い。